スリ出しリング。

彫金を学び始めた時に作った、初めての指輪。

厚さ3mmの平打ちリングをまず作るのですが、必要な量の銀の粒をバーナーで溶かして型に流し、棒状の銀を作るところから。

それをハンマーで叩いて締めて、なましてと繰り返してから丸めて指輪に。

ロウ付けして、ヤスって磨いて仕上げて。。。磨きも手作業です。磨き用の超硬ヘラでひたすら頑張る。そうしてようやくできた指輪に、ヤスリと糸鋸だけでつけられるデザインを考えろ。という課題でした。

デザインはすぐに思い浮かびました。前に進む。先に進む。そればかり考えていたからか、矢が重なり合うようなイメージで、サンプルで見せていただいた作品の中にはあまり自分の考えたようなものはありません。

でもそれこそが自分の味だと信じて、慎重に印を付けて作業を始めました。

なにもかもが初めてでしたから、とにかく時間がかかった。そしてできあがって、嬉しくて、ずっと着けていたのでかなり変形しています。

一度はロウ付け箇所から割れ始めたくらいでした。そこは直して今はショーケースの中にいるデッドベアの腕輪になっていますけど、デザインに煮詰まるとたまに出して眺めたり、着けてみたりします。

そうすると、何も考えずにただ、ひたすらに良いと思ったデザインを一生懸命に形にしたその時の気持ちを思い出すのです。

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